「諸君!」の廃刊を伝える記事を朝刊紙面の片隅に見つけた。
「月刊現代」はすでに休刊している。
大論総論の時代がやっと終わりを告げるらしい。
国を語る、政治を語る。
これは、おそらく幕末の志士たちから明治大正昭和へつづく軍拡主義を支え、
戦後は、自身の変わり身の早さへの後ろめたさを覆い隠すべく、国が論じられてきた。
考えてみれば,60年70年安保騒ぎもその流れに乗っていたわけで。
私は、長くイギリスに暮らし、かの地においては各論のみが尊ばれ、
大言壮語する輩がマスメディアを跋扈するなど、あり得ないことだったと、記憶する。
何かのために!や、何かいいこと言おう!なんていうさもしさは要らない。
感動させよう、の手管も不要だ。
お説教も御免こうむる。
私たちが自身の思考を古色蒼然とした大思想の軛から解放し、
生きる基本を、エンジョイすることに置くことこそ
真の個の自立を促すと、思う。
今日もフランスでは大規模なストライキが行われているが、
彼らの行動の原動力は、生を楽しむ権利の主張に他ならない。
中田ヤスタカの軽妙な詞を読んでいると、
時代を組みかえるイノベーションが、人々の意識レベルでも行われ始めるているのを感じる。

そう思います。
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