味の素のクノールスープのCMを見ていて思った。
「おいしさの秘密は、1年で2週間しかない、いちばんおいしい時期に収穫して、甘さのピークでパウダーに」
http://www.ajinomoto.co.jp/cm/tvcm/cm001008CS30_high.html
てことは、いちばんおいしいトウモロコシを買い占めて工場で粉末にしてしまうってこと。
これを、ひどいと感じる人間もかなりいるのではないか。
少なくとも私は、いちばんおいしい時期のものは、自然のまま食したい。
化学的に加工して、均一な味の製品になどしないでくれないかなと、思う。
といって、味の素のビジネスを否定するものでもない。
クノールはおいしいし、便利でありがたい。
問題は、その意味なのだ。
モノの力を見直すべき時代が始まっている。
広告はイメージの力で、モノを手に入れたくさせるわけだが、
今求められているのは、モノにどれだけ肉薄できるかということだと思う。
モノになぜ力があるかというと、モノに意味があるからだ。
逆に言うと、意味のないモノは力がない。
広告はモノの意味を明確に提示できなければその存在価値を失うのだ。
昨今のCMを見るにつけ、その惨状に目を覆いたくなるのは私だけではないだろう。
モノをきちんと捉えてない広告は、魅力的であろうはずがない。
コンテンツとして、ただ面白いだけでは心は動かない。
深く心を動かされたいではないか。
モノの力。
バーチャルな世界はメディアを席巻し続けるだろうけれど
究極的には、モノの力が世界を変える。
モノとして扱われてきた派遣社員たちが今、力をつかみつつあるように。

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